草野球でヒットを打つのは、バットの芯にボールが当たらないと打つ事ができません。
硬式野球と軟式野球の違いがあれど参考になる書籍をご紹介します。
結論から言うと内田順三著 『プロの選手だけに教えてきた バッティング ドリル100』がお勧めだという事です。
プロの選手だけに教えてきたという下りがあるので、草野球をやっている自分には関係ないかもと思うかもしれません。
しかし、バッティングを噛み砕いて表現している点は、素人や初心者の人や今草野球をやっているけど打つ事、バッティングに悩んでいる人には必見となります。
著者の経歴が凄いんです!!
著者 内田順三氏の何が凄いのかというのは、現役時代に凄い成績を残したという事ではありません。
12年間のプロ野球選手生活がありますが、選手時代に話題になった事や、めざましい成績を残していたという事をあまり聞いた事がありませんでした。このコメント、内田順三様すみません。
でも、1982年に現役を引退と同時にコーチに就任し、2019年まで実に37年間も途切れる事なく、プロ野球のコーチをしていた事は、凄いという他ありません。
選手の時の内田順三は知らなくても、コーチとしての内田順三の名は、少なからずとも巨人、広島で聞いた事がありました。
ましてやプロ野球のコーチとなると監督が変わるとお払い箱となってしまい、その他の球団からお呼びがかからなければ、コーチ業続行は困難になる立場になります。
その中でも37年間コーチ継続は、コーチ力の賜物かもしれません。
自分が一流だから一流に教える事ができるのではなく、一流に教えるには、コーチ力が一流でなくては教えられないという事ではないかと思います。
その名の通り、『二流が一流を育てる』著内田順三さんの書籍もあります。
現に内田順三さんが携わった選手の名を挙げると、清原和博、阿部慎之助、落合博満、松井秀喜、高橋由伸、前田智徳、野村謙二郎、村田修一、新井貴浩、元木大介、清水隆行、正田耕三など一流選手のオンパレードになります、この他にもいますがここでは割愛させて頂きます。
内田順三さんが携わった選手の名を知ると、この本が草野球とは全然関係なさそうにみえます。しかし、野球の原点であるバッティングの基本の部分は、プロ野球も草野球も変わる事はないと思います。
バッティングの基本を知る、考え方を知る。間違えた練習をしない、正しいバッティングの向き合い方など、100のドリルを用意しています。
今草野球で打てないと感じている人は、一読して理解した事を自分の中に取り入れてみると、前の自分よりバッティングが変わっている事間違いなしです。
『バッティングドリル100』の印象!!
1章でのバッティングとの向き合い方について。
印象深かったのは、『意識をどこに持つかで、同じことをやっても、全く意味の異なる練習となった』という部分です。
草野球では、あまり練習する機会も少なく試合をする方が多いかもしれません。
練習でも試合でもどこに意識を持つか、何となくバッティングをするのではなく方向を決めたりゴロかライナー狙いかなど常に意識してバッティングをすることにより、またより高みが見えてくるでしょう。
次にスイングの構えからフォロースルーまでの解説がありバッティングのメカニズムが分かったような気になります。是非、勉強してみるといいでしょう。
2章からは、スイングを考えるという事でバットの握り方、タイミング、ボールの見方等々スイングに関して考えさせられることばかりでした。
タイミングの取り方は、私が昔から取り入れていた方法と一緒で、プロ野球のコーチが思っていることと同じでビックリした部分もありました。スイングに対しての考えなど『目からウロコ』的な事案が多く理解する価値があるものだと感じました。
3章では、スイングし『行動する』ドリルです。いろいろな練習方法が挙げられています。
何故、この練習が良いのかを理由と合わせて紹介されているので、バッティングのメカニズムを知るにはもってこいの内容になっています。
野球経験者ならご存知だと思いますが、どの年代でも長い時間練習をやっていた記憶があると思います。
ひとつひとつの練習を理解をして、意味を意識してやってきただろうかと考えると、漫然とやっていた部分が多かった気がします。私は。
あなたは、どうでしょう。
『全てを理解して練習をしていました』と言える人はどのくらいいるでしょう!?
練習のメニューの中にあったから意味もわからず長時間に渡って、そして休み無く、こなしていたという人もたくいると思います。
これからは、草野球をやっていくうえでも自分に不足している部分の練習が出来れば、今より打つ事ができるようになります。
どこに意識を持つかです。長い時間ではなくても、短時間でもどこに意識を集中して練習できるかです。
『プロの選手だけに教えてきた バッティング ドリル100』の内容も37年間プロ野球のコーチに携わってきたからこそ、誰もがわかる言葉で理解できとているのだと感じています。
内田順三さん著『プロの選手だけに教えてきた バッティング ドリル100』を是非手に取ってみて下さい。
今より上手に打てるようになるし、バッティングが楽しくなる事間違いなしです。
記事中一部『プロの選手だけに教えてきた バッティング ドリル100』より引用しています。