ピッチャーにとってメリットがあるお話をします。
ピッチャーズプレート板ですが、草野球でも同じになりますが、横がおよそ61cmあります。
その61cmのプレート板をどう生かすかという事です。
プレート板の踏む位置の解説です。
あまりプレート板の踏む位置など考えたことがない人は、踏みやすい所、自分にとってシックリくる所を踏んだりします。
プレートのどこを踏もうがピッチャーの勝手なのですが、バリエーションを増やす意味で記述していきます。
🔶仮に右投手で右打者の時キャッチャーに向かっている投手の状態🔶
①右端にプレート板に触れてアウトコースに投げると角度がついてボールが逃げていく感じになる。(打者の背中のほうから球のでどこを見てきたボールはアウトコースに突き刺さると打者も打ちづらい)🤣
②左端にプレート板に触れインコースをに投げるとインコースをえぐるような球が来る。
プレート板を踏む位置を、右端、真ん中、左端としそれぞれインコースとアウトコースに投げ分ければストレートだけで軌道の違う6種類のストレートが投げられるという事になります。
変化球を混ぜれば、多くの軌道のボールが投げ分けられます。
プレート板の踏み方もど真ん中ばかり踏まず、その時々により踏む位置を変えるだけで、バリエーションが多くなります。
但し、打者に分かるようにプレート上で右に踏み変えたり左に踏み変えたりしたらダメですよ。
右側から左側に変える時その逆も、1度プレートを外して内外野に声を掛ける振りをしてから踏む位置を変えてくださいね。
牽制球の時も牽制をすると決めたなら、1塁牽制時は、プレートの1塁側に一番近い方を3塁牽制時は、プレートの3塁側に一番近い方を踏んで牽制をすればより近くなります。
野球では、コンマ何秒の世界で、アウトかセーフかに分かれますので、少しでもアウトにする場所の近くに寄ってプレイしてください。
巨人の左投手高梨選手は、左からの変速サイドスローから投げてきますが、プレートを踏む位置は、いちばん1塁側に近い所を踏んで投げます。
左バッターからしたら、自分の背後からボールが来る軌道で大変打ちにくい投手となります。
ボールの軌道を少し変えることによって、バッターにも少しの感覚のズレが生じてきます。この感覚のズレによりヒットを打たれる確率も下がっていきます。
実戦アレ!!