小さい頃から野球に携わり、指導者に教えてもらった野球。野球をやるうえで理不尽な事もあったり、なんでこんな練習やるのかな?と疑問を持った事もあったでしょう。
わからずして今までたくさんの練習をしてきました。体に覚えこませたということになるでしょう。
ここからは、体ではなく少し頭を使った野球を知る。知らないより知っている方がいろんな事に対して対策もたてやすいし、これからの野球にもプラスになります。
そこでひとつの書籍を紹介します。それは、『プロ40人が教える! 考える野球術100』という書籍です。
野球は、打って走って守って得点を争うスポーツです。その要所要所には、いろいろな考えがあり合理的な考え方もあるようです。
この本の中には、いろいろな考えを知り実践で使えるヒントのようなものもあります。
草野球といえどあなどるなかれ。草野球でも実践で使う事ができそうな事はマネをして取り入れればよいのです。
面白そうな気付きを挙げてみますので、少しご紹介します。
まず、ピッチャー編です!!
『ボールの出所を隠しバッターに速いと錯覚させる』です。
この状態を極端に言うとバッティングセンターのボールです。
始めの1、2球はどのタイミングでボールが出てくるのかわからず探っている状態の時は、球が速くみえますし、球の出所が見にくい感覚です。
早くタイミングを取りたいというのは、バッターの心理ですから。
ピッチャーがこの状態をキープできれば優位にたてるのは間違いないです。方法をこの章で学んでみてください。
次に『調子が悪い時は軌道を変えバットの芯を外す』です。
ピッチャーは、その日その日で、調子が良かったり悪かったりするものです。
調子が良い時のピッチャーは、手がつけられないくらい良い投球をします。逆に調子が悪い時は、何を投げても思い通りの投球はできません。
調子が悪い時は、誰でもある事です。軌道の変え方をマスターして対処していきましょう。
最後に、『体幹を意識したフォームで制球力を高め思い通りに打ち取る』です。
制球力がないピッチャーだと調子が悪い時と重なると大量得点も許しかねない状態になってしまう事もあります。
体幹とフォームの関係を学んで下さい。
この他にもピッチャーに対しての気付きなどある項目があるので、野球頭脳として取り入れられる所は、取り入れてみるのが良いと思います。全22項目あります。
バッテリー編です!!
『1塁ランナーを2塁で刺す内野ゴロの打たせ方』です。
ランナーが1塁に出た時に、バッテリーはランナーを進塁させたくない心理がはたらきます。
盗塁阻止だったり、甘いボールを投げてヒットを打たれないように考えたりします。
効率よく2塁で刺せる内野ゴロの打たせ方の思考があるとしたら学びたいと思いませんか?
ランナー1塁の時には、バッテリーとしていろいろな事を考えますが、軸になる考え方を知るのも今後のバッテリー生活においてプラスになると考えます。全19項目あります。
内野、外野手編です!!
『確実にアウトを取るタッチプレーのコツ』です。
タッチプレーは、試合の中で重要な部分で発生するプレーです。
牽制時のタッチプレー、本塁でのタッチプレー、塁間に挟んだ時のランナーに対するタッチプレーです。
大事な場面でのプレーですので、あたなの頭脳の中で理解してプレーする事で失点を防ぐ事につながります。
そのほかにも内外野の頭脳プレイがあるので参考にして下さい。全20項目あります。
バッター編です!!
『スランプを短期間で脱出するバッティング練習のメニューづくり』です。
どんなに素晴らしいバッターでもスランプを経験するでしょう。
ピッチングによってバッターのフォームが崩されたり、バッターの軸がブレたり、タイミングの取り方が少しズレたり、フォーム自体が崩れてしまったりします。
バッターは、少しの事、微妙な事で打てなくなってしまいます。
修正の仕方もわからず、ガムシャラに素振りをやれば良いという問題でもありません。
バッターの気付きを少しでも知っておくことは、今後のバッター人生においてもプラスになるでしょう。全13項目あります。
ランナー編です!!
『送りバント失敗を阻止するランニングの小技です。
草野球でもバントを空振りする。ボールがバットに当たらない場面は、よく目にします。そうすると一番困るのがランナーです。
当たると思って、体の重心を先の塁方向にもっていってしまった場合は、どうしようもなくなります。
捕手から牽制がきてアウトになってチャンスを失います。
ランナーは、時に判断を間違うと絶好のチャンスを失い、試合の流れまでも変えてしまうものです。
走塁の事をこと細かく指導してくれる指導者は、なかなかいないのが現状ではないでしょうか。
バッティングや守備は、華やかで注目されがちですが、地味に走塁は大切です。ランナーになったとしても無事本塁まで帰ってこないと得点になりません。
本塁まで帰ってくる道中で、判断を間違いアウトになってしまったら元もこもありません。
ランナーの知識として知らないより知る事により、無事本塁まで帰ってくる事を願うばかりです。全15項目あります。
他にもチーム頭脳として全11項目あります。
チームが勝つ為にどんな事をしたら良いかなど列挙しています。
草野球の選手のなかには、中学まで野球をやっていた、高校まで野球をやっていた、イヤイヤ大学まで野球をやっていたと様々な人がいます。
野球経験の中でも教えてもらったことのないことは、たくさんあります。
現在のあなたの実力に、この考える野球術100の知識がプラスアルファされれば、今よら更なる高みの野球ができることでしょう。
知らないでいるより知る事は大切です。知る事により実践で試す。試す機会が増えれば精度は増していきます。
確率が上がっていくという事です。よりアウトにする確率、よりセーフにする確率、より得点を取る確率が上がっていくという事です。
何事も確率が上がれば、チームとして勝つ確率も上がっていく事に繋がっていきます。
是非、本書を現在よりプラスアルファとして、手にとってみてください。
また、草野球でもプラスアルファになる書などあれば、紹介していきます。
草野球楽しんで下さい。
おわり